青汁の安全性と有効性

野菜は体に良い、そして現代人には野菜が足りていない、もうそのような常識が頭にこびりついている私です。

ところが、たまたまウィキペディアで青汁のページを見た時に「摂食上の注意」という項目に目が留まって読んでみたところ、次のようなことが書かれているのを見て気になりました。

青汁はカリウム、リン、ビタミンAを多く含んでおり、人工透析をおこなう患者には健康状態を悪化させることがある。またビタミンKを多く含むため、循環器系の疾患対策の薬剤を飲用している場合効果が弱くなることがある。ニューキノロン系抗菌剤の薬理効果を阻害することがある。

いろいろなビタミンなどの栄養成分が例えばキャベツの何倍だとか、カボチャの何倍だとかという青汁の説明を見て、喜んで飲んだりしているわけですが(私)個人個人の体によっては、あまり摂り過ぎてはいけない成分もあるということを少し頭に入れておきたいと思います。

更に調べようと思い、『「健康食品」の安全性・有効性情報』というサイトを見てみました。

こちらは、国立健康・栄養研究所食品保健機能研究部健康食品情報研究室が作っているサイトです。

「健康食品」の安全性・有効性情報

この中の「青汁の安全性は?」という見出しの文章には次のようなことが書かれています。

(青汁は)野菜をそのまま食べるのに比べて特定の成分を多量に簡単に摂取できてしまうため、過剰摂取による体調不良を生じる可能性があります。「健康効果を得たいから」と習慣的にたくさんの量を摂取したり、複数の青汁製品やビタミン、ミネラル等のサプリメントを併用したりすることは避けましょう。

青汁が原因と考えられる健康被害として、大麦若葉やケールを原料とする青汁製品の摂取により、肝障害を生じた事例が複数報告されています。この中には、青汁製品を単独で摂取した例と、ほかの製品と併用した例が含まれます。また、ほうれん草やパセリなど、シュウ酸を多く含む緑黄色野菜から作った自家製ジュースだけを食事の代わりに多量に摂取し、腎障害を発症した報告もあります。高齢の方や腎臓の機能が弱っている方は、特に注意が必要です。

などなど、他にも「トクホの青汁の効果や安全性は?」「青汁ダイエットの効果は?」といった見出しもありますのでぜひ一度ご覧になっていただきたいと思います。

こちらのページになります。

「健康食品」の安全性・有効性情報

青汁を宣伝するサイトにしてはちょっと堅苦しい話になってしまいましたが、少しだけでもこのような面も知識として頭に入れた上で皆さんそれぞれに合った青汁を愛用していただきたいと思います。

青汁は薬ではありません

青汁は薬ではないので過剰な期待はしない方が良いと思います。

薬

どの商品にも、栄養素がトマトの2倍とかレタスの3倍とか書かれていて、それはその通りだと思いますし、野菜不足だと感じている方が青汁を飲むというのはとてもおすすめできると思います。

ただ、中には広告が過剰なものもあるせいか、青汁さえ飲んでいれば病気が治るとかそれだけで健康でいられると思い込んだり、青汁を飲んでいればダイエットできると思い込んだりする人もいるようですが、そんなことはありません。あくまでも食物繊維やビタミンの不足を補うというレベルの飲み物だと考えるべきです。

トクホの商品にしても、よく調べるとそれらの成分がはっきり効果があると認められたわけではなく、人によっては効果が期待できるかも?というレベルのものです。

実際にトクホで青汁に入っている成分はキトサンか難消化性デキストリンくらいですが、キトサンについての効果はまだよく分かっていないことも多く、また難消化性デキストリンは食物繊維なので、青汁に追加する意味があるのかどうかとも考える人もいます。

そのような特別な期待ではなく、毎日飲むものですから安全性を重視した方が良いと考えてはいかがでしょう。

例えばある通販サイトで売られている青汁のメーカーの住所を地図で探してみたら普通の一軒家だったりする場合がよくあります。このような商品は多くはサプリなどの販売でもよく見かける銀色の袋や紙袋にデザインされたシールを貼っているものが多いようですが、どうも信頼性に欠けます。

青汁は粉末ですから、緑色の葉っぱであればどんなものでも同じような商品に見えてしまいますから、商品を選ぶならやはりよく知られたメーカーで原料の生産地がはっきりしているものをおすすめします。

有名メーカーで生産地がはっきりしていると言っても、山本漢方さんなどは中国製の大麦若葉を使用しています。箱には書いていないようですがホームページには説明があります。わざわざ世界中を探して、生産地を中国に決めたそうです。

山本漢方さんは医薬品の会社ですし、中国産が悪いというわけではありませんが、本当に現地でしっかり管理ができているのかな?と不安な方は国産の原料を使用した商品を選んではいかがでしょう。

山本漢方さん以外の有名メーカーのほとんどはケールにしても大麦若葉にしても国内産です。