江戸時代の書物に滋養強壮によい薬草として紹介されている明日葉ですが、現在も健康食品として、また特に関東地方では天ぷらやおひたしなど料理の素材としてもおなじみです。
「青汁メーカーと代表商品の一覧」の中で明日葉を原料としている商品は二つありました。
- サントリーウエルネス 極の青汁
- 小林製薬 キトサン明日葉青汁
※極の青汁は明日葉と大麦若葉が、またキトサン明日葉青汁は明日葉のほかに抹茶や黒糖なども含まれています。
明日葉にはどんな栄養がある?
江戸時代に滋養強壮の薬とされていた明日葉ですが、現代の研究ではたくさんの栄養素が含まれていることがわかっています。
- 食物繊維がレタスの5倍
- β-カロテンがトマトの10倍
- カリウムがピーマンの8倍
- ビタミンEがにんじんの5倍
これは明日葉を説明している山田養蜂場さんのサイトを参考にさせていただきました。そのページ内にはケールや大麦若葉と比較した数字も載せられていますが、いかに明日葉に栄養が豊富がかわかります。
(山田養蜂場)
山田養蜂場さんの青汁はもちろん「はちみち青汁」です。こちらは明日葉ではなくヨモギと大麦若葉、ケールが入っているようです。いずれ別ページで紹介したいと思います。
また、明日葉の本場とも言える大島の「大島明日葉研究所公式サイト」にはキャベツやかぼちゃなどさまざまな13種類の野菜とその栄養成分を比較した図が載っていますが、その中で食物繊維とリン、ナトリウム、ビタミンB2の含まれる量がどの野菜よりも多いようです。
詳しくは下のリンクからご覧ください。
明日葉にはどんな健康効果が期待できる?
「旬の食材百科」を見るとっちょっと褒めすぎではないかと思うほどその健康効果が書かれています。
がんの予防や整腸効果、アルツハイマーの予防、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守るなどさまざまな効能が書かれています。
(旬の食材百科)
先ほど紹介した山田養蜂場さんの関連ページには明日葉の血糖値を下げる効果についても書かれています。明日葉に含まれるカルコンという成分が血糖の上昇を抑制する働きがあるそうです。
明日葉の生産地は?
- サントリーウエルネス 極の青汁 鹿児島県屋久島産
- 小林製薬 キトサン明日葉青汁 不明
※小林製薬の場合、他の青汁メーカーとは違い主力商品の薬品と同じような紹介のしかたをしているので欲しい情報が少ないという感じがします。その代わりというか、使用上に注意や廃棄方法など、青汁としてはあまり見ないような項目も用意されているわけですが。