青汁の安全性と有効性

野菜は体に良い、そして現代人には野菜が足りていない、もうそのような常識が頭にこびりついている私ですが、たまたまウィキペディアで青汁のページを見た時に「摂食上の注意」という項目に目が留まって読んでみたところ、次のようなことが書かれていました。

青汁はカリウム、リン、ビタミンAを多く含んでおり、人工透析をおこなう患者には健康状態を悪化させることがある。またビタミンKを多く含むため、循環器系の疾患対策の薬剤を飲用している場合効果が弱くなることがある。ニューキノロン系抗菌剤の薬理効果を阻害することがある。

いろいろなビタミンなどの栄養成分が例えばキャベツの何倍だとか、カボチャの何倍だとかという青汁の説明を見て、喜んで飲んだりしているわけですが(私の感想)個人個人の体によっては、あまり摂り過ぎてはいけない成分もあるということを少し頭に入れておきたいと思います。

更に調べようと思い、『「健康食品」の安全性・有効性情報』というサイトを見てみました。

こちらは、国立健康・栄養研究所食品保健機能研究部健康食品情報研究室が作っているサイトです。

「健康食品」の安全性・有効性情報

この中の「青汁の安全性は?」という見出しの文章には次のようなことが書かれています。

(青汁は)野菜をそのまま食べるのに比べて特定の成分を多量に簡単に摂取できてしまうため、過剰摂取による体調不良を生じる可能性があります。「健康効果を得たいから」と習慣的にたくさんの量を摂取したり、複数の青汁製品やビタミン、ミネラル等のサプリメントを併用したりすることは避けましょう。

青汁が原因と考えられる健康被害として、大麦若葉やケールを原料とする青汁製品の摂取により、肝障害を生じた事例が複数報告されています。この中には、青汁製品を単独で摂取した例と、ほかの製品と併用した例が含まれます。また、ほうれん草やパセリなど、シュウ酸を多く含む緑黄色野菜から作った自家製ジュースだけを食事の代わりに多量に摂取し、腎障害を発症した報告もあります。高齢の方や腎臓の機能が弱っている方は、特に注意が必要です。

などなど、他にも「トクホの青汁の効果や安全性は?」「青汁ダイエットの効果は?」といった見出しもありますのでぜひ一度ご覧になっていただきたいと思います。

こちらのページになります。

「健康食品」の安全性・有効性情報

青汁を宣伝するサイトにしてはちょっと堅苦しい話になってしまいましたが、少しだけでもこのような面も知識として頭に入れた上で皆さんそれぞれに合った青汁を愛用していただきたいと思います。

はちみつ入りの青汁を比較

全体的に見て昔ほどまずくはなくなった感じのする青汁ですが、それでもまあ普通の青汁ならそれほどおいしいという感じもしないものです(私個人の感想です)。

各企業もその味にはいろいろな工夫をしているようですが、今日はその中からおいしいと人気の「蜂蜜入り」の青汁をピックアップしてみたいと思います。

まずーいもう一杯で一世風靡したキューサイさんもいまこのおいしいはちみつ青汁に力を入れているようで、公式サイトだけでなくアマゾンや楽天でも販売しています。

おししく飲みやすいとなれば、野菜嫌いの人や子供にも飲んでもらえそうですね。

またキューサイにはちみつを提供している山田養蜂場さんもはちみつ青汁を販売しています。

もちろん味もそうですが、蜂蜜は栄養の面でも期待できますよね。ということでまずはその蜂蜜の栄養について、専門企業の山田養蜂場さんのページで勉強してみたいと思います。

ここでは気になる見出しだけピックアップ書いておきますので、詳しくはページ先をご覧ください。

はちみつは、血糖値・インスリンへの影響が相対的に低い
はちみつが、歯石をできにくくする
はちみつの「傷を治す作用」に関する研究データ
はちみつの「抗酸化力」に関する研究データ
はちみつはメラニン生成を抑制する

ちょっと難しいですが、こちらのページです。

はちみつ 明らかになる健康機能~最新研究ダイジェスト

また、

はちみつの甘さと栄養成分

という分かりやすいページもありました。

さて、そんな蜂蜜が入っている青汁をふたつ紹介します。山田養蜂場さんの青汁もありますよ。

  • キューサイ
    はちみつ青汁(30包 3,909円 税込)
    上記の価格は公式サイトのものですが、アマゾンや楽天でも安く売っているようです。キューサイで定期購入の場合、初回は1,860円(税込)で購入でき、定期購入の際は2回目以降10%OFFとなるほかさまざまな特典が付いているようです。キューサイのはちみつ青汁は山田養蜂場さんのはちみつを使用していると書かれています。
    この青汁の原料は国産ケールとはちみつの二つです。
  • 山田養蜂場
    はちみつ青汁(30包 3,931円 税込)
    上記の価格は公式サイトのものですが、こちらもアマゾンや楽天でも安く売っているようです。価格を比較すると、はちみつ提供先のキューサイとほぼ同じになっていますね。定期購入の際は1か月ごとに19%OFFとなるようです。
    原料については、
    大分県産 大麦若葉
    愛媛県産 ケール
    徳島県産 よもぎ
    そして国産完熟はちみつ、そのほかローヤリゼリーや乳酸菌も入っています。
  • どうでしょうか、ほぼ同じ値段ならいろいろ入っている山田養蜂場のはちみつ青汁の方が良さそうな気もしますが、青汁の老舗キューサイも捨てがたいところ…あとは飲み比べてみるしかないですかね。

青汁は薬ではありません

青汁は薬ではないので過剰な期待はしない方が良いと思います。

どの商品にも、栄養素がトマトの2倍とかレタスの3倍とか書かれていて、それはその通りだと思いますし、野菜不足だと感じている方が青汁を飲むというのはとてもおすすめできると思います。

ただ、中には広告が過剰なものもあるせいか、青汁さえ飲んでいれば病気が治るとかそれだけで健康でいられると思い込んだり、青汁を飲んでいればダイエットできると思い込んだりする人もいるようですが、そんなことはありません。あくまでも食物繊維やビタミンの不足を補うというレベルの飲み物だと考えるべきです。

トクホの商品にしても、よく調べるとそれらの成分がはっきり効果があると認められたわけではなく、人によっては効果が期待できるかも?というレベルのものです。

実際にトクホで青汁に入っている成分はキトサンか難消化性デキストリンくらいですが、キトサンについての効果はまだよく分かっていないことも多く、また難消化性デキストリンは食物繊維なので、青汁に追加する意味があるのかどうかとも考える人もいます。

そのような特別な期待ではなく、毎日飲むものですから安全性を重視した方が良いと考えてはいかがでしょう。

例えばある通販サイトで売られている青汁のメーカーの住所を地図で探してみたら普通の一軒家だったりする場合がよくあります。このような商品は多くはサプリなどの販売でもよく見かける銀色の袋や紙袋にデザインされたシールを貼っているものが多いようですが、どうも信頼性に欠けます。

青汁は粉末ですから、緑色の葉っぱであればどんなものでも同じような商品に見えてしまいますから、商品を選ぶならやはりよく知られたメーカーで原料の生産地がはっきりしているものをおすすめします。

有名メーカーで生産地がはっきりしていると言っても、山本漢方さんなどは中国製の大麦若葉を使用しています。箱には書いていないようですがホームページには説明があります。わざわざ世界中を探して、生産地を中国に決めたそうです。

山本漢方さんは医薬品の会社ですし、中国産が悪いというわけではありませんが、本当に現地でしっかり管理ができているのかな?と不安な方は国産の原料を使用した商品を選んではいかがでしょう。

山本漢方さん以外の有名メーカーのほとんどはケールにしても大麦若葉にしても国内産です。

ユーグレナの正体

「ユーグレナ」というのは何なのでしょう?

実はユーグレナとはミドリムシのことなのです。

ミドリムシをご存知ですか?
学校で理科の時間に出てきたかもしれませんが、ミドリムシをウィキペディアで調べると次のように書かれています。

ミドリムシ(緑虫)は、ユーグレナ植物門ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属Euglenaの総称。

ミドリムシ

それから「株式会社ユーグレナ」という会社があります。

東京証券取引所で一部上場している会社ですが、この会社が今、ミドリムシの生産と販売を一手に展開しています。

健康食品としてだけではなくミドリムシをイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料として使うことも目的として活動している会社です。

この会社の工場は石垣島にありますが、いまほとんどのユーグレナ商品の解説に石垣島産とあるのはおそらくユーグレナの商品はどれもこの会社のミドリムシを使っているからだろうと推測できます。

さて、ミドリムシはなぜ栄養価が高いと言われているのでしょうか?

先ほどのウィキペディアにあったこの部分「藻綱ユーグレナ目に属する鞭毛虫の仲間」が全てを表しています。

つまり、藻の仲間であり虫でもある、ということ。

簡単に言えば、植物の栄養素と動物の栄養素の両方を持っている生き物だということです。

ここで商品の解説を見てみましょう。いま一番有名な商品は「タケダのユーグレナ 緑の習慣」だと思いますので、こちらの栄養に関する説明を引用してみます。


ユーグレナは5億年も前から存在する、わかめやひじきと同じ藻類の仲間です。最大の特徴は、植物性と動物性の栄養素を併せ持つことです。

特徴1 野菜、魚、肉などに含まれる豊富な栄養素を含有!
人間が生きるために必要な栄養素の多くが含まれていて、一度にまとめて摂ることができます。

特徴2 消化を妨げる「細胞壁」がない!
野菜には硬い「細胞壁」があり、人間はそれを分解する酵素を持っていないため、効率よく消化できません。
一方、ユーグレナは「細胞壁」を持っていません。

特徴3 特有の食物繊維「パラミロン」を含有!
パラミロンは食物繊維でスポンジのように表面に細かい穴が無数にある構造をしており、様々な分野での応用も期待されている注目の成分です。


ところで、最近はCMでも以前ほど「ミドリムシ」という言葉を使わなくなった気がします。

以前深夜のCM番組では『ユーグレナはミドリムシですが虫ではありません。』という解説を必ずしていましたが、最近はミドリムシという言葉そのものを使わなくなってきたような気がします。

やはり『ムシ』という言葉に抵抗がある人も多いということがあるのでしょう。

クマザサは古くからの民間薬

クマザサが入っている青汁を探してみました。

  • ユニマットリケン
    北海道産クマ笹青汁 30包入(Amazon参考 1,411円)
  • 世田谷自然食品
    乳酸菌が入った青汁 30包入 (3,430円)
  • オリヒロ
    クマ笹青汁 14包(楽天参考 906円)

とりあえずこれまで紹介した青汁メーカーの商品を紹介しました。

有名メーカーではないクマザサ青汁はほかにもたくさんありますし、青汁という名称ではなく「クマザサ粉末」という名前で売られている商品もとても多くありました。

調べたほぼ全てのクマザサは国産、それも北海道の天然クマザサとなっていました。(栽培はしないでしょうけど)

クマザサ
(このように葉の周りが白く隈になっているので隈笹と呼ばれるようになったそうです。通販で熊の絵と一緒に「熊笹」と書いた粉末もちらっと見かけましたが、勘違いしているのか、あえてそうしているのかどうか、それはよくわかりません。)

クマザサは北海道でなくてもどこにでも生えているイメージがありますが、北海道は広いですし大量に原料が確保できるであろうことは想像ができます。

ただ、いくつかの商品の製造元を調べたところ、その住所にあったのが普通の一軒家だったりすることもあり、どうも信頼性に欠けると思われる商品も正直ありました。

そのような商品はだいたい無地の袋に簡単なシールを貼りつけたような商品ですが、意外に値段が高かったりする場合もあります。

笹の葉を粉にしただけなんだから、どこでも同じでしょ?という方もおられるかと思いますが、毎日口にするものですから、信頼できるメーカーのものを選びたいと思います。

特に粉末青汁のような商品は粉になってしまえば何の草かわかりませんし、産地や農薬の有無などについてもメーカーを信頼するしかないわけです。

あまり国産とか天然とかいう言葉を信用しすぎないように、値段によらず信頼できるメーカーのものも購入したいものです。

ところで、このクマザサの栄養は?

これについては株式会社常磐植物化学研究所さんのサイトにクマザサについて詳しく書かれていましたので引用します。

成分については

多糖類や葉緑素、各種ビタミンやミネラル類、安息香酸、カルシウム、リグニン

効能としては

その葉は食品の腐敗防止のために古来より食品を包む材料、例えば笹寿司やチマキなどに用いられているが、その効果は葉に含まれる精油成分(安息香酸など)による殺菌、防腐作用に起因することが近年になって明らかにされた。クマザサ葉は民間薬としても、胃痛、糖尿病、高血圧、喘息などの改善に利用された。

株式会社常磐植物化学研究所

ただウィキペディアでクマザサを調べると気になる一文がありました。

乾燥した葉は煎じて健康茶にされたり、エキスが健康食品として市販されている。これは高血圧、糖尿病などに効果があるとされるが、ヒトに対する有効性について信頼できるデータはないようである。

このウィキペディアの一文は国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報、からの記載のようです。

昔から民間薬として用いられてきたクマザサもその有効性について科学的な確証はまだ得られていないようです。

国立健康・栄養研究所 クマザサ

有機JASマーク入りの青汁を探せ!

これまでに20億杯(おそらく日本一)売れているという山本漢方製薬さんの大麦若葉が中国産だったというのは意外というかショックでした。

山本漢方製薬さんのページには中国の農場の写真に下に(無農薬栽培)と書かれています。そして山本漢方製薬さんは製薬会社ですし、製造は国内で厳しい基準のもとに製造されているそうなので、何も中国産が悪いということはないかもしれません。

とは言え健康にために飲むものですから、過去のいくつかの酷いニュースを思い返せばやはり日本産をおすすめしたいという気になります。

ひどいニュース?

ダンボール肉まんとか偽粉ミルク、プラスチック米などなど数え切れませんよね。こんな文春の特集もあります。

危険すぎる中国産食品

というわけで、さらに国産の中でも有機JASマークが入った商品をおすすめしたいということで探してみました。

有機JASとは、農林水産省の規格で、次のような定義になっています。農林水産省のページから転載します。


(農林水産省「JASについて」から)

○有機農産物の生産方法の基準(ポイント)
・ 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと

では探してみましょう。

  • ユニマットリケン 国産有機大麦若葉100%青汁 30包
  • 伊藤園 純国産 有機青汁 30包
  • 森下仁丹 国産有機緑茶青汁 60包
  • オリヒロ 国産オーガニック青汁 30包

これらの商品はパッケージに有機JASマークが入っています。

ここまではメーカー一覧で紹介したメーカーですが、ほかにも有機JASマークが入った青汁商品がたくさんありましたので少し紹介します。

  • 新日配薬品 九州産有機大麦若葉と有機ケールの有機青汁 30包
  • プロスペリティ(大阪府大阪市)国産有機青汁 四重奏 30包
  • 永井海苔 フルーツ青汁 有機大麦若葉 90包
  • 株式会社タケイ 熊本県産有機大麦若葉青汁 徳用55包
  • 桜江町桑茶生産組合 有機桑青汁 30包
  • フジワラ 有機青汁・粉末タイプ 30包
  • こだまいきいき農場 有機 高原の青汁 30包

緑効青汁や極みの青汁など大手の有名商品にこの有機JASマークはついていません。商品を大量に安定供給させるには有機栽培だけで生産するには難しいのかもしれません。

有機栽培がどれくらい大変なのか?ということを少し調べました。結局、日本の気候と関係があるようです。

「バッタもん日記」というブログにその理由が詳しく書かれています。

「日本の自然環境では無農薬農業が難しいから」ということです。原因は、気温と降水量です。日本は温暖多雨のため、雑草・害虫・病原体の活動が盛んになるので、農薬に頼らざるを得ないということです。

詳しくはこちらからどうぞ。

◇ バッタもん日記 日本で無農薬農業が難しい理由

ブログを書かれている方は農学部大学院修了の会社員さんだそうです。

トクホってなに?

「トクホの青汁」と言われる商品がいくつもあります。

トクホ=特定保健用食品 は消費者庁が管轄のようですので、消費者庁のページからその概要を転載します。

○食生活において特定の保健の目的で摂取する者に対しその摂取により当該特定の保健の目的が期待できる旨の表示を行うもの。
○特定保健用食品として食品を販売するには、その表示について消費者庁長官の許可を受けなければならない(健康増進法第26条第1項)。
○表示の許可に当たっては、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受ける必要がある。

トクホマーク
(特定保健用食品のマーク)

さて、青汁にはどんなトクホの商品があるのか、まずはその一部を紹介します。メーカー名、商品名、メーカーの説明を簡単に載せます。

  • アサヒ緑健 
    トクホの青汁 キトサン・イン
    日常の食生活では摂取しにくい、血中コレステロールを低下させる働きのある成分「キトサン」その「キトサン」を主原料の大麦若葉に配合しました。『キトサン・イン』は、その働きと安全性が認められ、消費者庁に特定保健用食品(トクホ)の許可を受けています。
  • 大正製薬
    ヘルスマネージ大麦若葉青汁<キトサン>
    コレステロールの吸収を抑え、血清コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを低下させる働きのある<キトサン>を配合。特許製法の「超微粉砕製法」で、農薬不使用の有機栽培で育てられた大麦若葉の栄養をしっかり残し、口当たりなめらかな青汁に仕上げています。
  • ヤクルトヘルスフーズ
    カラダ計画「大麦若葉(60袋)」
    特定保健用食品 許可表示: 本品は、難消化性デキストリンが含まれているのでおなかの調子を整えます。
  • 小林製薬
    キトサン明日葉青汁
    消費者庁から許可された特定保健用食品です。血中コレステロールを低下させる働きのあるキトサンを配合し、コレステロール値が気になる方のために工夫された飲みやすい青汁です。
  • DHC
    ケール青汁+食物繊維
    ケールをまるごと乾燥・微粉砕した独自製法により、ケールがもつ豊富な栄養と、1日目安量で6.9gもの食物繊維(難消化性デキストリン)を手軽にとることができます。

ここまでごく一部ですが挙げてみました。

今日調べた中では、ここに紹介していないものも全てキトサン配合かまたは難消化性デキストリンを配合しているものでした。

キトサンはカニやエビなどの甲殻類の外骨格から採取されるようですが、血中コレステロールを低下させる働きがある(らしい)ということで、これを配合している食品は特定保健用食品として認められるということですね。

しかし、キトサンはあんまり効果ないのかな?と思わせるような記事もありました。参考に載せておきます。

過体重または肥満に対するキトサン

難消化性デキストリンとは?大塚製薬さんのサイトには次のような説明があります。

難消化性デキストリンは食物繊維不足を補うためにトウモロコシのでんぷんから作られました。消費者庁から特定保健用食品(トクホ)の関与成分としても許可されています。

またその効果については、

難消化性デキストリンは、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)を改善するなど、整腸作用と関わりのある生理作用があることもわかっています。難消化性デキストリン摂取により糞便量および排便回数が増加したことが、ヒト試験では報告されています。難消化性デキストリンを1日5gまたは10g摂取することで、排便回数と糞便量が増加し、便の性状と排便後の感覚が良好になったという結果も報告されています。出典 栄養学雑誌 51,31-37(1993)

というわけで、キトサンはコレステロールを下げる、そして難消化性デキストリンは快便からダイエット効果があるということですね。

ちょっと納得がいかないのは、難消化性デキストリンが食物繊維不足を補うためのもの、と書かれている点です。青汁はケールにしても大麦若葉にしても食物繊維がたくさん入っているというのが常識じゃないですか。それになんで食物繊維を補うものを入れるの?というふうに当たり前に思ってしまいます。

ただトクホと言っても価格はそれほど普通の青汁と変わらないものもありますがら、気になる人はお試しください。

私は普通の青汁でいいかな。(メーカーさん、ぜんぜん青汁の宣伝になってなくてすみません。)

最後にこんな記事を、興味のある方はご覧ください。

「トクホの効果」は嘘なのか、「効果」とは具体的にどの程度なのかを検証してみた

長命草の別名はパワーベジタブル

強い生命力を持つことからパワーベジタブルとも呼ばれる長命草ですが、セリ科の植物で正式な名前はボタンボウフウ、長命草という名は沖縄県地方での呼び方(与那国島に自生)ということです。

その沖縄では古くから料理や民間薬として食されてきましたが、現代になってそのすばらしい栄養価が高く評価されています。

「青汁メーカーと代表商品の一覧」の中で長命草を原料としている商品は二つありました。

  • ユニマットリケン 国産大麦若葉と長命草の青汁
  • 資生堂 長命草の青汁

※資生堂の青汁は長命草のみが原料、またユニマットリケンの青汁は長命草のほかに大麦若葉も含まれています。

長命草にはどんな栄養がある?

沖縄地方で古くから薬草としても用いられてきた長命草ですが、現代の研究でたくさんの栄養素が含まれていることがわかっています。

以下、資生堂のサイトを参考にして紹介します。

  • 食物繊維がキャベツの約5倍
  • 鉄分がプルーンの約6倍
  • ビタミンAがかぼちゃの約1.6倍
  • カルシウムが牛乳の約4倍
  • ポリフェノールがゴーヤの約8倍

資生堂 長命草の青汁

長命草にはどんな健康効果が期待できる?

資生堂が作っている青汁ということでピンと来る人は多いはずです。

そうです、この長命草には美容効果が高い成分が多いということなんです。美容成分をバランスよく含有している点、そしてポリフェノールが豊富だということで期待が大きいようです。

わかさ生活の「わかさの秘密」というサイトにも長命草の説明がありますが、その健康効果として四つの効果が挙げられています。

  • 活性酸素を除去する効果
  • 美肌効果
  • 排尿障害を改善する効果
  • 血流を改善する効果

やはりここでも美肌効果がありますね。女性におすすめの青汁と言って間違いないでしょう。

美肌効果についての記載をそのまま引用してみます。

長命草にはポリフェノールのほかにもビタミンEやビタミンCが含まれています。ポリフェノールとビタミンEの抗酸化作用により、紫外線などによる活性酸素から肌細胞を守ってくれます。また、ビタミンCの美白効果や潤いを保つ働きにより、美しい肌へと導きます。

わかさ生活 わかさの秘密

長命草の生産地は?

  • ユニマットリケン 国産大麦若葉と長命草の青汁 沖縄県産
  • 資生堂 長命草の青汁 与那国島産

※ユニマットリケンの「国産大麦若葉と長命草の青汁」について詳しく調べようと思ったのですが、ユニマットリケンのホームページには商品の概要しか載っていませんでした。またこれを販売しているひとつにメイショウグループがあり、こちらの方が詳しい説明があります。それでも他社の青汁のような詳細は載っておらず少し残念な気がします。

明日葉の効能がいろいろすごい

江戸時代の書物に滋養強壮によい薬草として紹介されている明日葉ですが、現在も健康食品として、また特に関東地方では天ぷらやおひたしなど料理の素材としてもおなじみです。

「青汁メーカーと代表商品の一覧」の中で明日葉を原料としている商品は二つありました。

  • サントリーウエルネス 極の青汁
  • 小林製薬 キトサン明日葉青汁

※極の青汁は明日葉と大麦若葉が、またキトサン明日葉青汁は明日葉のほかに抹茶や黒糖なども含まれています。

明日葉にはどんな栄養がある?

江戸時代に滋養強壮の薬とされていた明日葉ですが、現代の研究ではたくさんの栄養素が含まれていることがわかっています。

  • 食物繊維がレタスの5倍
  • β-カロテンがトマトの10倍
  • カリウムがピーマンの8倍
  • ビタミンEがにんじんの5倍

これは明日葉を説明している山田養蜂場さんのサイトを参考にさせていただきました。そのページ内にはケールや大麦若葉と比較した数字も載せられていますが、いかに明日葉に栄養が豊富がかわかります。

山田養蜂場

山田養蜂場さんの青汁はもちろん「はちみち青汁」です。こちらは明日葉ではなくヨモギと大麦若葉、ケールが入っているようです。いずれ別ページで紹介したいと思います。

また、明日葉の本場とも言える大島の「大島明日葉研究所公式サイト」にはキャベツやかぼちゃなどさまざまな13種類の野菜とその栄養成分を比較した図が載っていますが、その中で食物繊維とリン、ナトリウム、ビタミンB2の含まれる量がどの野菜よりも多いようです。

詳しくは下のリンクからご覧ください。

大島明日葉研究所公式サイト

明日葉にはどんな健康効果が期待できる?

「旬の食材百科」を見るとっちょっと褒めすぎではないかと思うほどその健康効果が書かれています。

がんの予防や整腸効果、アルツハイマーの予防、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守るなどさまざまな効能が書かれています。

旬の食材百科

先ほど紹介した山田養蜂場さんの関連ページには明日葉の血糖値を下げる効果についても書かれています。明日葉に含まれるカルコンという成分が血糖の上昇を抑制する働きがあるそうです。

山田養蜂場 みつばち健康科学研究所

明日葉の生産地は?

  • サントリーウエルネス 極の青汁 鹿児島県屋久島産
  • 小林製薬 キトサン明日葉青汁 不明

※小林製薬の場合、他の青汁メーカーとは違い主力商品の薬品と同じような紹介のしかたをしているので欲しい情報が少ないという感じがします。その代わりというか、使用上に注意や廃棄方法など、青汁としてはあまり見ないような項目も用意されているわけですが。

桑葉入りの青汁で血糖値対策

カイコが食べるあの桑の葉ですが、青汁には大麦若葉やケールだけでなく桑の葉を原材料としている商品もあります。桑の葉にはどんな栄養や健康効果があるのでしょうか。

まずはメニューにある製造元一覧に出てくるメーカーの代表的な商品の中で桑葉を原料としている商品を挙げてみます。

  • 伊藤園 純国産 有機青汁
  • やわた やわたのおいしい青汁
  • ホクト ホクトの青汁
  • 豆腐の盛田屋 豆乳とおからのうみゃあ青汁
  • ファイテン ファイテン桑葉青汁
  • 万田発酵 万田発酵のおいしい青汁

※桑葉のみが原料として記載されているのはファイテンのみで、以外は大麦若葉やケールなどと共に桑葉が原料として記載されています。

桑葉にはどんな栄養がある?

メーカー一覧には載っていませんが「健康食品の原料屋本店」というサイトに桑の葉について詳しい説明がありました。
このサイトによれば桑の葉には以下のような栄養が特に多いことがわかっています。

  • 葉酸がほうれん草の2.4倍
  • カルシウムが牛乳の20倍
  • β-カロテンがにんじんの3.5倍
  • ビタミンEがごまの3倍

健康食品の原料屋本店

※調べてみるとこの○○が○○の何倍という数値はサイトによって異なるようです。ただ、栄養成分自体は共通しているようですので、これらの栄養成分が豊富だということは間違いないようです。

このほか桑の葉には鉄分や、亜鉛、ビタミンC、食物繊維などの成分も含まれています。

桑葉にはどんな健康効果が期待できる?

桑葉の健康効果について、特に書いておきたいのが血糖値を下げる効果についてです。いくつものサイトでこの効果について書かれていますが、ここでは全薬工業のサイトから記事を引用してみます。

桑は養蚕のため日本各地で植栽されてきた植物ですが、古くは鎌倉時代から糖尿病予防効果がうたわれてきた素材です。研究の成果から、桑葉には糖の消化酵素に対する強い阻害活性があり、食後の血糖値上昇を穏やかにする効果が期待できることがわかり、糖尿病の予防につながるとして注目されています。

ちょっと難しい記事ですが、つづきはこちらで。

全薬工業

桑葉の生産地は?

カイコのえさと考えると、群馬県がすぐ頭に浮かびますが、青汁で使用する桑の葉の生産地はどこが多いのでしょうか。上記6社の表示を見てみましょう。

  • 伊藤園 純国産 有機青汁 有機国産桑葉
  • やわた やわたのおいしい青汁 国産有機桑の葉
  • ホクト ホクトの青汁 不明
  • 豆腐の盛田屋 豆乳とおからのうみゃあ青汁 不明
  • ファイテン ファイテン桑葉青汁 国産
  • 万田発酵 万田発酵のおいしい青汁 国産

大麦若葉やケールの場合は産地を書いている場合が多いのですが、桑葉についてはこのとおり国産という表記までのようです。

各社の商品にどこの桑の葉が使われているのかについてはいまのところ不明ですが、国内で生産している種類も生産地も多いので、おそらくどのメーカーも国産のものを使用しているのではないかと思われます。詳しいことがわかれば追記します。