カイコが食べるあの桑の葉ですが、青汁には大麦若葉やケールだけでなく桑の葉を原材料としている商品もあります。桑の葉にはどんな栄養や健康効果があるのでしょうか。
まずはメニューにある製造元一覧に出てくるメーカーの代表的な商品の中で桑葉を原料としている商品を挙げてみます。
- 伊藤園 純国産 有機青汁
- やわた やわたのおいしい青汁
- ホクト ホクトの青汁
- 豆腐の盛田屋 豆乳とおからのうみゃあ青汁
- ファイテン ファイテン桑葉青汁
- 万田発酵 万田発酵のおいしい青汁
※桑葉のみが原料として記載されているのはファイテンのみで、以外は大麦若葉やケールなどと共に桑葉が原料として記載されています。
桑葉にはどんな栄養がある?
メーカー一覧には載っていませんが「健康食品の原料屋本店」というサイトに桑の葉について詳しい説明がありました。
このサイトによれば桑の葉には以下のような栄養が特に多いことがわかっています。
- 葉酸がほうれん草の2.4倍
- カルシウムが牛乳の20倍
- β-カロテンがにんじんの3.5倍
- ビタミンEがごまの3倍
※調べてみるとこの○○が○○の何倍という数値はサイトによって異なるようです。ただ、栄養成分自体は共通しているようですので、これらの栄養成分が豊富だということは間違いないようです。
このほか桑の葉には鉄分や、亜鉛、ビタミンC、食物繊維などの成分も含まれています。
桑葉にはどんな健康効果が期待できる?
桑葉の健康効果について、特に書いておきたいのが血糖値を下げる効果についてです。いくつものサイトでこの効果について書かれていますが、ここでは全薬工業のサイトから記事を引用してみます。
桑は養蚕のため日本各地で植栽されてきた植物ですが、古くは鎌倉時代から糖尿病予防効果がうたわれてきた素材です。研究の成果から、桑葉には糖の消化酵素に対する強い阻害活性があり、食後の血糖値上昇を穏やかにする効果が期待できることがわかり、糖尿病の予防につながるとして注目されています。
ちょっと難しい記事ですが、つづきはこちらで。
(全薬工業)
桑葉の生産地は?
カイコのえさと考えると、群馬県がすぐ頭に浮かびますが、青汁で使用する桑の葉の生産地はどこが多いのでしょうか。上記6社の表示を見てみましょう。
- 伊藤園 純国産 有機青汁 有機国産桑葉
- やわた やわたのおいしい青汁 国産有機桑の葉
- ホクト ホクトの青汁 不明
- 豆腐の盛田屋 豆乳とおからのうみゃあ青汁 不明
- ファイテン ファイテン桑葉青汁 国産
- 万田発酵 万田発酵のおいしい青汁 国産
大麦若葉やケールの場合は産地を書いている場合が多いのですが、桑葉についてはこのとおり国産という表記までのようです。
各社の商品にどこの桑の葉が使われているのかについてはいまのところ不明ですが、国内で生産している種類も生産地も多いので、おそらくどのメーカーも国産のものを使用しているのではないかと思われます。詳しいことがわかれば追記します。